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TECHNOLOGY RADAR

15年前の第1回Agile流行期からマーチン・ファウラーを追っかけているエンジニア。主にテクノロジーラダーから気になる言語やツール、開発手法を紹介してきます。

プロダクトマネージャの色んな世界について

Product Manager Advent Calendar 2015 - Qiita

 

の記事です。

 

qiita.com

joel on software  5つの世界からオマージュ的に書きます。

 

あなたはプロダクトマネージャだ。わたしもそうだ。しかし私たちの目的や要求は異なっているかもしれない。実際、ソフトウェアのプロダクト開発はいくつかの異なる世界があって、異なった世界ではルールも異なっている。

 

MVPに関するスタートアップの本を読んでも、それが大規模企業向けのソフトウェア製品にはあまり役に立たないということは書いていない。あるいは、「特定の顧客向けの機能追加は一番やってはいけないことだ。」と言う記事を読んでも、特定の顧客からの売り上げが半分あれば、「それは、美しくない」が、機能追加しよう!!

 

ソフトウェアプロダクト開発には色んな世界があると思う。その5つとは

  1. 一般ユーザー向けですごく、そう100万人とかの製品。月額500以下くらいのやつ
  2. B2Bで、多くのユーザーがいつも使う製品
  3. B2Bで、ある一定の部門や専門家が使う製品
  4. B2Bで、多くのユーザーが特定の時や場合に使う製品

 

No1しか生き残れないが、No1になる気しかないし高収益になりたいのなら1をやろう!! Facebookcookpadさんとか、FinTec とか。 運も沢山必要だけどね。この経験は私はあまりないので詳しくは書かない。とても良い本が沢山でてきるのでそれを読もう。この分野の原点とも言える本を紹介しておく。

 

www.amazon.co.jp

そして2.B2Bで、多くのユーザーがいつも使う製品だ。これは、たとえばExcel、Wordとか、ブラウザ、グループウェアなどだ。残念ながらここに参入の余地はあまり無いと思っている。2000年から起業してトヨタを追い抜けないように、今からマイクロソフトGoogleAppleを抜くのは難しい。だから、私はSlackにはとても期待している。マイクロソフトに買収されるかもしれないけど・・・

 

次は3。この製品には以下の特徴がある。

  • ある一定の部門や専門家はいつもこの製品を使っているので、十分なだけじゃなくて、すごくうまく特定の分野をできるようになる必要がある。
  • 使ってくれるのは専門家だけど、お金をだしてくれるのは会社なのでなぜこれが会社にとって必要なのかを説得しないといけない、でも専門家は説明がうまくない。

わたしが代表的だと思っているプロダクトは、Atlassianの製品やSalesforce.com、AWSもそうだし、今、伸びているのだとマーケティングオートメーション製品、古くはAdobe製品。あとは、ERPだとか。

 

この分野で、重要なのは後者だということだ。だって、専門家の説得能力の差が製品の使いやすさに比例しているもの・・・

 

営業やマーケターは、どれだけ今使っているツールが使いにくくて、新しいツールが使いやすいか。まあ、結局どれを使ってもそうかわらないんだけど・・・。説明がうまい。逆に、財務経理担当者は、というのがプロダクトの使いやすさにすごく効いてくる。

 

システム開発に使う製品は、例外な気がしている。作ってる人も、使っている人もソフトウェア開発者だからなのか、どう作ったらいいかわかってる。どう、こまるかがわかっている。なので、この分野はすごくコストパフォーマンスが良い製品がそろっていると感じる。

 

プロダクト開発するときは、作るだけじゃなくてお金を出す人にどう説明するか一緒に考えた方がいい。そうしないと、「その、すごくいいんだけど、上を説得できない」と言われるハメになる。

 

最後に4。 多くのユーザーがたまにしか使わないプロダクトだ。例えば、健康診断を申し込むとか、経費を申請するとか、確定申告とかそういうのだ。この手のプロダクトの重要なところは、実際のユーザーは別。ということだ、経費申請は、経費を申請する人のことは考えていない。申請される側を中心にデザインされる。導入を決定するのも、される側だ。なので、「健康診断を申し込む人の時間が1/10になる。」なんてものは作らないこと。申し込むユーザーが100万人いても、100万人のためにデザインせずに、申し込まれる人1000人のためにシステムを作ること。

 

ひとつ、知っておくべき重要なことがある。プロダクトマネージャによって書かれた本のどれかを読むとき、あなたは、1や2について語っていると思って良い。それは、今のあなたの状況にあっていないかもしれない。

 

ソフトウェアプロダクトの開発のほとんどのことは、どのような種類のプロダクトに関わらず同じではあるが、しかしすべてというわけではない。誰かがあなたに、ベストプラクティスや成功体験について話すとき、あなたがしている仕事にどう適用できるかかんがえてみることだ、その人がどこから来ているのか考えてみることだ。

マーティ・ケーガン、スコット・バークンなどソフトウェアプロダクトの名著を書いている人と同じ環境か? 使えることはあるか? などよくよく考えた方が良い。

ただ、なんにしてもだれかから学べることはあると思う。